私の家は、豪雪地帯といわれる福井県の山奥にあります。昭和38年2月のいわゆるサンパチ豪雪の時は、積雪5メートル近くになり、軒先まで雪に埋もれてしまいました。最近は昔ほど多くはありませんが、屋根のリフォームを考える上で、積雪の時の留意点を教えてください。 | |
積雪地域で求められる屋根の機能には、次のようなものがあります。
施工では、雪の場合も基本的には地震や強風対策と共通で、「屋根を強くする工法」が必要です。こうした基本の上に、地域の気候風土の違いによって、様々な工夫がされています。落雪を防ぐために雪止瓦や雪止金具を使う。雪の吹き込み対策として、軒下を深くしたり、袖瓦にメタルをかませたり。吹き込みよりも雪の重みを軽減するために、軒下を浅くする工法を採用するなど、その土地によって多種多様です。 |