業者がリフォーム工事の見積りを出して来ましたが、一式とか、専門的な用語が多くて、どう判断していいのか分かりません。中身について、ひとつひとつ尋ねるのも気がひけます。見積りの読み方を教えて下さい。 | |
エンドユーザーは素人ですから、分からないことはどんどん聞いて下さい。そこで面倒くさがるような業者は、それこそ要注意です。見積りをとる場合、1社だけからですと、高いか安いかの見当もつきませんし、Aという業者にある見積り項目が、Bという業者にはないといった比較もすることができません。できれば、3社から見積りを取ると、いろいろ比較が出来て、適正な工事価格に近づくことができます。知り合いに頼むので言い辛い、というような場合でも、予め「3社から見積りをとる」といっておけば、普通の工事業者なら、別段何とも思わないはずです。 見積りをみるのは、他の場合とそれ程変わりません。内訳欄に、やたらと「一式」という文字が並んでいるような見積りは、それだけで失格です。まず、工事面積がしっかり書いてあること。材料(瓦その他)の種類や数量、工事の期間と時間数、技能者の人数と人工数等が明記してなければなりません。工事にはこの他、足場や養生など工事の安全や準備や撤去に要する費用、設計や監理に関わる費用、保険その他車輛費等の費用等様々なものがありますので、分からないことはそのままにしないで、納得するまできちんとお尋ね下さい。 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターでは「リフォーム見積チェックサービス」[■HP]を行っていますので、こちらへ相談されるのも良いでしょう。また知り合いに、設計士などがいる場合、チェックしてもらうのも方法です。決して安い買い物ではないのですから、しっかりと確かめて下さい。 |